レアすぎる材料


CHALLENGING THE EXTREMES

  レアすぎる材料

●●すぎる材料 EPISODE 1
「レアすぎる材料」

 

レアすぎる材料からの試験片づくり

ムソー工業では、希少な材料から試験片を製作・加工する案件について、
ご相談いただくことが度々ございます。

 

「希少な材料」とは、材質そのものが希少というケースもあれば、
元々はよくある鉄でも、実験用・試験用に熱処理などの複雑な加工が施されており、
代わりの材料が無いようなケースもございます。

切り出しに用いる材料が希少となれば、万が一にも失敗は許されません。

ムソー工業では、創業時から70年間研究材料の製作に携わり、
様々な試験片・部品などの製作・加工を行ってまいりました。

 

そのため、希少な材料に対するノウハウが多く蓄積されております。

この項では、過去にご相談いただいた大変希少な材料をご紹介したいと思います。

 

1万時間熱処理した材料

5千時間熱処理した金属材料からの切り出しという案件は、過去に何回か経験がありました。

しかし、倍の1万時間となると初めての試みとなります。

1万時間、つまり416日間の熱処理です。
もう一度同じ材料をご用意いただくことはできません。

 

大変な緊張感を持った製作となりましたが、ムソー工業では一点物の試作製作や試験片製作の経験が豊富にございます。
万全を期して製作を行い、ご満足いただける試験片をお納めすることができました。

 

何十年も使い込んだ金属部品

何十年も使い込まれた金属部品や、分厚い錆の付いた車のフレームなど、
時間の経過による材質変化が起きている材料からの試験片切り出しをご相談いただくことがございます。

このような材料についても、やはり同じものをご用意いただくことはできません。

また、時間経過により材質が想像以上に脆くなっているケースも多く、慎重な製作が必要となります。

ムソー工業には、様々な状態の素材からの切り出しを行ってきた豊富な経験がございます。
お任せいただいた材質に沿った製作・加工のご提案をさせていただきます。

 

災害や事故現場から回収した金属部品

災害のあった建築物や道路、
事故の現場などで回収された金属部品からの切り出しをご相談いただくこともございます。

 

災害や事故による被害を減らすための実験に使用される試験片の切り出しは、
私たちの安全・安心な暮らしを支える”ものづくりの最初の一歩”です。

 

災害や事故に強い製品づくりの一助となれることは、
ムソー工業にとっても重い責任を実感するとともに、大変なやりがいを感じる製作でもあります。
正確な実験を行っていただけるように、細心の注意を払い製作に臨みます。

 

開発中の新素材

開発中の新素材は未知の部分が多く、慎重な作業が求められます。

そのため、材料の性質については、事前にお客様にもご協力いただいて、
丁寧な調査や情報収集を行います。
また、ムソー工業には、未知の素材と向き合い続けて70年の経験がございます。
経験上、想定される課題や問題点などをお客様とも共有し、解決しながら製作を行います。

新素材のケースでは、実際に少し削ってみると、
想定と異なるような手応えとなることも多々ございます。

その場合は、お客様と綿密に打合せを行い、
お客様の必要としておられる要素を取りこぼすことのないようご相談を重ね、
ご納得いただける製品に仕上げてまいります。

 

未知の素材には難しさもございますが、お任せいただける喜びも大きくございます。

ぜひご相談ください。

 

未知の素材に挑戦し続けて70年のムソー工業

希少な材料についていくつかご紹介させていただきましたが、
ムソー工業ではこの他にも様々な材料による試験片の製作・加工を行っております。

 

その中でも、材質変化の著しい材料、未知の材料による試験片の製作・加工では、
様々な問題が発生することも多くございます。
ですが、未知の素材に挑み続けて70年のムソー工業には、
その問題を解決していくための経験や知恵がございます。

 

希少な材料による試験片の製作・加工をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。