カスタム実験装置 EPISODE 2
「1200トン引張試験機」
『1200トン引張試験機』完成品
■概要
300トン(3000kN)の油圧シリンダー4基を動力とした1200トン(12000kN)引張試験機
1967年に川崎製鉄株式会社(現JFEスチール)に納入
50年前に初代社長の尾針嘉一の時代に作られた試験機で、
今でも現役で使われている引張試験機です。
今でも現役で使われている引張試験機です。
50年間、使い続けられる試験機の製造とメンテナンス
当時、1200トン(12000kN)もの性能が出せる引張試験機を作るには、構造計算から特注部品の設計・製造が必須でした。
公差1/100以下という加工技術と精度が求められ、その他にもお客様が目標とする性能を有するには、全て特注品でつくり上げる必要があります。
ムソー工業の技術力と対応の細やかさを評価いただき、お任せいただくこととなりました。
製造には大変な困難もあり、現地での組立てとテストを重ねることで出来上がった引張試験機です。
現役で稼動中の引張試験機のメンテナンスは毎年行われております。
製造して納品すれば終わりというわけではなく、万全のアフターケアを念頭に置き、
試験を繰り返す事によって、さらに必要となった機能などを
お客様と一緒に検討し、更に改良していきたいと考えております。