JIS規格治具「DCB試験治具」


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  JIS規格治具「DCB試験治具」

カスタム試験治具 EPISODE 1
「JIS規格治具『DCB試験治具』」

 

『DCB試験治具』完成品

JIS規格治具_DCB試験治具 JIS K7086
試験治具名:DCB試験治具
JIS規格:JIS K7086

 

 

JIS規格(JIS K7086)で示された図をもとに、

お客様の試験機に合わせてカスタマイズした設計・加工を行いました。

 

試験機にはユニバーサルジョイントがついている為、

JIS規格のように4つのパーツではなく2つのパーツで構成させることでコストダウンしております。

 

また、試験機に固定する方法はピン式の試験機だったことから、

横穴のピンをつけ、ねじと固定リングで設置しております。

また、フランジをつけて抜けないよう配慮した設計と加工を行いました。

 

 

JIS規格治具『DCB試験治具』

初めてお問い合わせを頂くお客様より、

DCB(Double Cantilever Beam, 双片持はり)試験に用いる試験治具を

作る事ができないか、とのご相談をいただきました。

 

このDCB試験治具は「JIS K7086」で規格化されており、

接着の評価や、積層構造を持つ複合材の界面評価に用いられる試験治具です。

JIS規格治具 「DCB試験治具」 JIS K7086

JIS規格治具「DCB試験治具」(JIS K7086)

 

JIS規格では「一例」しか記載されていない。

通常、JIS規格に記載されている情報は「一例」しか記載されていない為、

細かい寸法や材料名や加工方法など具体的な情報が書かれていません。

試験する相手の材料が強ければ強いほど、

治具もその強度に耐えられるものでなくてはなりません。

 

また、試験荷重や所有している試験機にどうやって取り付けるかなど、

細かい条件を確認しながら設計する必要がある為、

この試験治具の製作には多くのノウハウや経験が必要です。

 

 

ムソー工業のJIS規格 試験治具製造ノウハウ

JIS規格の見本に、お客様の使用環境に応じたスペックを補って

完成させるためには設計に多くのスキルや経験が求められます。

 

設計段階では、お客様が求める目標を明確にする為に、

「ヒアリング」が大変重要です。

 

また、製造段階では、ヒアリングから確認・検討した目標を達成する為に

「加工技術」が必要です。

 

ムソー工業では、創業以来試験片製作に携わり、

70年間未知の素材と向き合い続けた事で、

「ヒアリング力」「加工技術力」

どちらも自信を持ってご提供できます。

設計と製造、その両方の対応が一貫してできることが

納期やコストに大きなアドバンテージになっております。

 

具体的には、

・試験荷重

・試験温度

・湿度環境(防錆)

・耐用年数(使用回数)

・寸法制約(干渉条件)

・作業性

・視認性(観察のしやすさ)

・美観(立会い、撮影等)

・納期

・予算

をしっかりとヒアリングし、

規格に沿った設計と製造が出来るのがムソー工業のノウハウです。